「血糖値高くてさぁ、今度の検診まで下げないと・・・」
中高年にはよくあるオフィスでの会話。糖尿病は生活習慣病の代表選手。この糖尿病を防ぐためには、まず血糖値を正常にコントロールすることが大切。血糖値が高い人でも、きちんと節制していれば健康を維持することは充分に可能です。
高血糖の原因を知り、生活習慣を知り改善策を正しく行えば、高くなった血糖値も落ち着きます。この記事の内容を参考に習慣を改善してください。
血糖値が高くなる原因
過食や偏食が原因に
血糖値が高くなる原因は、炭水化物の多めの摂取、甘いもの飲酒などを外食する機会が多いことで高カロリー、バランスの悪い食事を良く食べることも血糖値を高くする。食事の時間が不規則、遅い時間の飲食が多い、まんぷになるまで食べるというのも原因の一つです。
食事のバランスが悪く不規則な時間での食事は、血統の調整機能が乱れます。そして代謝異常になるために肥満の注意が必要です。
カラダの変化
- おなか周りの脂肪が増える
- 手足がしびれることもある
血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きは肥満になることで阻害されてしまいます。体型維持(食事の見直し)を心がける必要があります。高血糖が続いていると血流が悪くなり末梢神経へ酸素や栄養がいきわたらなくなります。手足のしびれは糖尿病の初期症状の一つ。すぐに対策をする必要があります。
脂肪のうちでも内臓脂肪というものは、糖代謝・脂肪代謝を鈍くします。一見痩せているようでも内臓脂肪の多い人は、糖代謝に異常がある人もいます。若い世代であれば少々の飲食では内臓脂肪はたまりにくいですが、中高年になるとほんの少しの暴飲暴食、運動不足でも内臓脂肪の蓄積、血糖脂質の悪化が見られるので注意が必要。
粗食が一番ですね。
運動不足も血糖値異常に影響大
学生の頃に運動をしていた方でも仕事を始めるとめっきり運動をする時間はなくなるもの。部活経験者の中でも仕事を始めてからまったく運動しなくなったという方のほうが多いくらいではないでしょうか?
運動不足になると、筋肉量ももちろん低下しますので基礎代謝が低下します。基礎代謝の低下により糖の消費量は減ってしまうため血中の糖濃度が上がってしまいます。運動をしなくなってしまった生活サイクルならしないなりに摂取カロリーを抑えるなどしてカロリー収支のバランスをとることも必要です。
ストレスも血糖値上昇の大きな原因に
自律神経という神経がカラダをコントロールする脳からの命令の伝達係。
自律神経には、活動の神経の交感神経、リラックスやカラダを回復させる神経の副交感神経がある。この自律神経をその場その場の状況で切り替えながら人は生活していますが、強いストレスを受け緊張状態が続くなどしてストレスの影響を受けるとこの自律神経の切り替えがうまくいかなくなったり、脳からの命令を命令どおり伝えなくなってしまい抹消の細胞での誤作動が起こります。血糖値を下げるインスリンが分泌されにくくなることも、血糖値を上げることにつながります。
遺伝的要素
糖尿病の発症は遺伝的要素も大きく関係しています。遺伝性の病気というわけではありませんが、血糖値が上がりやすい体質、インスリンの働きが低下しやすい体質は遺伝するので、両親や兄弟などの家族が糖尿病を持っている場合は糖尿病になるリスクは高いですので注意が必要。糖尿病も種類があり発症の原因も違っています。それぞれを説明します。
1型糖尿病
インスリンが作れないために起こる糖尿病。1型糖尿病は、血糖値を下げるためのホルモン、インスリンが体内で生成できないことが原因で起こります。インスリンは、膵臓にある膵β細胞という細胞で作られますが、これが失われると発症します。遺伝的素因の他には、ウイルスの感染によっても発症するといわれています。現在ではまだ、根本的に改善する方法はありません。
これは生活習慣とは関係なく発症するものです。ですから、一般的な生活習慣病としての糖尿病とは違います。別物と考えたほうがいいでしょう。
2型糖尿病(インスリン抵抗性)
インスリンの効きが悪い状態。
インスリンそのものは分泌されているんですが、働きを有効ではないために血糖値が下がらなくなってしまう状態です。こうなると、からだは血糖値を下げようと頑張るので、大量のインスリンを分泌することで、血液中のインスリン濃度が上昇する高インスリン血症を発症してしまいます。高インスリン血症になると、肥満、高血圧、高脂血症、動脈硬化などの原因にもなるので要注意。炭水化物、脂肪の多い食事はインスリンの抵抗を助長するため、カロリー控えめで対処したいところです。
2型糖尿病(インスリン分泌不全)
インスリン分泌不全は、インスリンの分泌量が少ない状態です。
食後に血糖値が上昇した時でも、高くなった血糖に対応したインスリンの分泌が出来ないために、食後の血糖値がなかなか下がら無くなってしまいます。遺伝的素因ももちろんありますが、生活習慣化した過食、運動不足が引き金になることが多いため、早急な生活習慣の見直しが必要です。
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血糖値を上げる食品と下げる食品
血糖値を上げる食品
穀物
ご飯、ビーフン,春雨、パン など全て
粉類
パン粉、片栗粉、小麦粉、餃子の皮、麩 など
麺類
うどん、ラーメン、きしめん、パスタ、蕎麦 など全て
野菜類
にんじん、かぼちゃ、れんこん、ごぼう、空豆、とうもろこし など
芋類
ジャガイモ、さつま芋、さといも など
調味料
ソース、ケチャップ、砂糖,白味噌、カレールー など
お菓子類
すべてとなります
飲料類
牛乳、スポーツ飲料、ジュース、炭酸飲料全般 など
お酒類
日本酒、紹興酒、梅酒 など
血糖値を下げる食品
魚介類
いわし、さんま、鯖、たこ、いか、アサリ、牡蠣、
野菜類
葉もの野菜全般、鷹の爪、ブロッコリーレモン、おくら、きのこ、玉ねぎ,にんにく、寒天、海藻、
調味料
オリーブオイル、酢,シナモン
その他の食品
大豆、納豆,ゴーヤ茶、玉ねぎ茶
血糖値を下げるアプローチ
- 血糖値を下げる食べ方
- 血糖値を下げるのに効果的な運動とは
- ツボを押して血糖値が下がる。自分で出来るつぼ押し法
血糖値を下げる食べ方
- 炭水化物の摂取を減らす(主食を半分)
- 早食い禁止
- 食事のバランス
- 食べる順番に気をつける
炭水化物の摂取を減らす(主食を半分)
炭水化物の過剰摂取は血糖値の上昇を招きます。主食は摂取カロリーの半分にしてみましょう。量が多いのも血糖値をあげますから、腹8分目をめやすにしてください。
早食い禁止
噛まずに飲み込むような早食いは、血糖値が上昇します。それだけでなく、満腹を感じる前に食べ物を体内に取り入れてしまうので過食にもつながってしまいます。
食事の時間は20分くらいかけるようにしましょう。
食事のバランス
和食は健康に良い印象ですが、和食では炭水化物が多くなりがちですし、味噌しょうゆなどの塩分のとりすぎには注意が必要です。
炭水化物を控えると相対的に資質の摂取が増えることになりますのでその辺のバランスも気をつけたいものです。
食べる順番に気をつける
炭水化物(コメ、パン)などは血糖値を急上昇させます。主食からではなく副食から先に食べるのも血糖の上昇を押さえるのには有効です。
血糖値を下げるのに効果的な運動とは
有酸素運動を取り入れる。
有酸素運動をすることで血中の糖をエネルギーとして消費するので血糖値を下げる働きがあります。有酸素運動を習慣化することで、血糖値を安定的に下げていくことが出来ます。
※注意:食後すぐや、朝起きてすぐの運動は注意が必要。朝は、血液がドロドロ血になっているため水分を摂取しないままで運動を始めると血栓が飛び心筋梗塞のリスクが上がります。食後は1時間ほど空けてからが運動してください。食後すぐハイにケツセキが集中するために心臓への血流が不足しますので運動をすることで心臓への負担が高まるからです。
週に3日~5日。1日30分くらいから始めるのがよいです。
ツボを押して血糖値が下がる。自分で出来るつぼ押し法
他にもある足ツボの効果
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血糖値を下げるツボ押しポイント
私の治療室に見えられた30代後半の男性。深刻そうな面持ちをしています。それもそのはず。社内検診の結果、血糖値がかなり高めだったようで、医師からこういわれたらしいのです。
「あなた糖尿病予備軍と糖尿病の境界線にいます。近々、もう一度検査しましょう。さらに血糖値が上がっていたら、インシュリンの注射を打たなければダメです」
これはもう完全にインシュリンを分泌する膵臓の機能が弱っている証拠。ということで、数回の施術のほか、自分でもゴルフボールで膵臓のツボを丹念に刺激するようにアドバイスしたところ、2か月目にして効果が現れました。再検査の結果、血糖値が下がっていて、「この値なら今すぐ注射を打たなくても大丈夫でしょう。もう少し様子を見ましょう」と医者からいわれたらしいのです。
にわかには信じられないかもしれませんが、これ本当の話。ということで、血糖値の高い人はインシュリンの分泌を盛んにさせるために、ぜひとも膵臓のツボを刺激することをお勧めします。
膵臓のツボはちょうど胃と十二指腸の間にあり、親指の付け根からボール2個分下あたり。その部分を固定したら、もう片方の足を乗せてゆっくりと圧をかけてください。力加減は「痛・気持ちいい程度」の50パーセント。タイムは両足・3~5分ずつ。
朝・昼・晩と1日最低3回は行うようにすれば、この男性同様、血糖値が改善する可能性が大です。
ツボ押しでこのような改善例は多く、食事の見直し、運動を取り入れるなどの生活習慣の見直しと併せて、是非取り入れていただきたいカンタンな方法です。
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